文 「プロローグ」 それはまだ未完成だった世界のお話。 いつかに語り継がれ、やがて忘れられたお話。―――銃声が響いた。それも、一発や二発ではなく、無数の。 いくつもの銃弾を浴びて、ついに男が膝をつく。男の虹色の髪は血で汚れ、流れる血が白い衣装を染めて、大地を汚... 2010.06.12 文
文 「双子の妹」 双子とジゼル何も知らされなかった妹の独白。 天界は美しいところだ。地上にある不浄なものは何一つ、塵や埃、悪意でさえも存在しないのだろう。天界の中でも最も暗がりにあるこの塔ですら、醜いものとは無縁である。 ポニーテールにした長い桃色の髪を持つ... 2010.06.11 文